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■横井戸
崖地などで、水平方向に井戸を掘削し、設置する。カナートがその代表的な井戸である。
■丸井戸(地域によって呼称が異なり「ガワ井戸」と呼ぶこともある、英語では Dug well)
概ね直径1~3mの孔を、人力により垂直に地下水面に達するまで掘削する。
孔壁が崩壊しないように、掘削しながら、孔壁に石積みブロックで、周りを補強しながら掘削していく。
地層の硬さ等によって異なるが、おおよそ10~20m位掘ることができる。
地下水位が浅い地域、特に自由地下水が豊富な地域(例えば関東地方では関東ローム層が分布する台地上)において、作成されていた井戸である。
■まいまいず井戸(地域により呼称が異なる)
上記に書いたような丸井戸の掘削方法で帯水層に達することができぬほど地表と地下水面(帯水層)が離れている場合には、地表から人が降りてゆくための穴をらせん階段状に掘り、汲み上げ深さ(地下水面)と帯水層との高低差を近づける工夫がなされていた。
特に関東地方の武蔵野台地西部によく見られ、現在も各所に残っている。
ボーリング工法による掘削(掘削工法としての上総掘りも含む)が普及する以前に深い地下水を取水するために作成されていた井戸である。現在ボーリングによる井戸造りが主として行われているため、新しく造られることはほとんどない。
■掘り抜き井戸
難透水層を掘り抜き、深い帯水層の地下水を汲み上げる井戸。
ボーリング工法(掘削工法としての上総掘りも含む)により作成する。
降水の少ない砂漠地帯でも水を得ることができる。
オーストラリア中央部は、掘り抜き井戸が多いことで有名である。
■浅井戸と深井戸
井戸の取水深度(帯水層の深度)に関係なく、井戸の深さ(孔底深度)が浅い井戸を浅井戸と言い、孔底深度が深い井戸を深井戸という。
それぞれに深度や帯水層の定義はなく、いずれも一般的な通称である。
地域に分布する帯水層の深度によって、また地域によっても、それらの深度が異なる。
自由地下水(上記の丸井戸)を取水している井戸を浅井戸、上記の掘り抜き井戸を深井戸と称することが見られるが、この言い方(分類基準)は決まっているものではない。
■自噴井
圧地下水(胚胎する地下水の水面が、その帯水層上面よりも高い状態)に井戸を掘り、その水面が地表面以上になると、地下水は汲み上げなくても井戸から噴き出す。
この状態の井戸のことを言う。掘り抜き井戸で被圧帯水層を取水してる井戸にこの現象が現れる。
地域的には扇状地の先端(地形としては扇端部と言う)にあることが多い。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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